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track――プログラミングの教材・試験を誰でも作れることにこだわって開発、エンジニアもきっと学習コンテンツを自作したくなる

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 エンジニアのプログラミングスキルの可視化を行う採用ツール「codecheck」と、個人向けのプログラミング学習ツール「CODEPREP」を統合した新プラットフォーム「track(トラック)」。大幅リニューアルを手がけたのはHerokuの第一人者であり、リードエンジニアの小西俊司氏だった。本稿では小西氏と、昨年の秋にCTOに就任した池田秀行氏に、trackへの技術的なこだわりのポイントなどを聞いた。

本シリーズの記事第1弾「track――生涯エンジニアが活躍し続けるためのスキルチェック&学習プラットフォーム、他社・業界とのスキル比較も可能」も併せてお読みください。

エンジニアのエンジニアによるエンジニアのための「track」

――小西さんはリードエンジニアとして、どのようなお仕事をされてきたのですか?

小西俊司氏(以下、小西):僕は3年前にギブリーに入社して、「codecheck[1]」の前身である「Cody's Check(コーディーズチェック)」からcodecheckへリニューアルする際に、基盤から何から作り変えました。ゼロからのスタートでしたし、僕が入社した当時は、エンジニアの組織に全然人がいなくて、大変なこともありました。その分、好きにできたという面で、楽だったこともありますけどね。

 僕はもともとGoogle Code Jamのようなプログラミングの問題を解くサービスが好きだったので、自分でもエンジニアの採用や能力を測るサービスを手がけられたら面白いなという思いでジョインしたのがきっかけです。

池田 秀行氏
池田 秀行(いけだ・ひでゆき)氏
株式会社ギブリー 取締役CTO。 2001年に東京工業大学大学院物性物理学専攻を修了後、株式会社日本総合研究所に入社。エンジニアとしてのキャリアを経た後に株式会社GMS(現gloops)に入社、同社取締役CTO・そして2013年6月には同社の代表取締役社長に就任。2017年4月に同社を退社後、600名規模の経営及び組織マネジメントを推進していく中で「エンジニア組織の構築や生産性向上」の重要性を感じ、「Empowering Engineers」のビジョンに共感し株式会社ギブリーにジョイン。同社のCTOに就任。

池田秀行氏(以下、池田):当然のことながら、エンジニアを評価したり、エンジニアに学習環境を提供したりするためには、コンテンツを次々に登録・更新していく必要があります。ところが、昔のシステムではPHPを使い、admin(サーバー管理者)権限上のテキストとしてコンテンツ管理をしていました。そのようなシステムでは、実行環境の拡張やコンテンツの更新が難しい。そこで、小西がバックエンドのプラットフォームをすべて作り直し、コンテンツを簡単に登録・更新できる仕組みを整えてくれました。

 また、小西はプラットフォームだけでなく、codecheckやCODEPREP[2]のコンテンツも自分で書いているので、コンテンツの作りやすさにこだわりがあるんですよね。

小西:誰でもコンテンツを作れるようにというのは、強く意識しながら作っていました。

池田:マークアップスタイルのコンテンツをインポートすれば、教材ができあがるイメージです。これは現在のtrackでも引き継がれている特徴で、ユーザーさんの手元でも手軽に教材を作成し利用できる環境を提供しています。

――池田さんは昨年の秋にジョインされていますが、CTOとして小西さんとどのように連携されているのですか?

池田:僕はCTOとして入ったものの、バックエンドは小西が作っているチームがありましたので、実装面はほとんど見ていないです。今はビジネス的な観点からプロダクトのロードマップを引くような、どちらかといえば経営に近い仕事が多くて、技術面は小西に任せています。

 これまで10年間gloopsというソーシャルゲームの会社にいたのですが、前半の5年間はCTOだったので、自分でフレームワークを作って、小西のようにすべてをリードしていました。ただ、後半の5年間は代表をやっていたので、実装からは少し引いて技術以外の領域をやってきた経緯もあって。

――「track」へのリニューアルで、池田さんが目指していることとは?

池田:trackは、BtoC(一般向け)サービスのCODEPREPと、BtoB(法人向け)サービスのcodecheckを統合し、今後はワンプロダクトで価値の幅を広げるべくBtoBにフォーカスしたサービスです。ようやくその土台ができたなという段階で、これからやりたいことはすごくたくさんあります。それを今後、1つ1つ形にしていきたいですね。

[1]: codecheckとは、ITエンジニアのスキルを可視化し、採用時にかかる工数・コストを削減するサービス。ITエンジニアのスキル評価がうまくできないために、正しいスキルマッチングができなかったり、あるいは現場任せになって、余計な工数がかかりすぎてしまうといった課題を解決する。

[2]: CODEPREPとは、初心者が手軽にオンラインでプログラミングを学べるサービス。シングルページアプリケーション(SPA)のフレームワークやVue.js、Reactといったフロントエンドのモダンテクノロジーまで学習できる点が特徴。

ITエンジニアの選考時の能力把握・社内でのスキル評価・人材配置に悩む
リーダー・マネージャー・人事様へ

スキルチェックのデモにうかがいます!

 ギブリーでは「track-icon」によるスキルチェックのデモにうかがっております。「採用におけるスキルのミスマッチをなくしたい」「自社のITエンジニア、ならびにエンジニアチームのスキルがよくわからない」「エンジニアを適材適所で活かし、生産性を高めたい」といった悩みを解決する糸口を、trackのデモからつかんでみませんか?

 下記のWebページにtrackのサービス詳細がございます。そちらをご確認いただいた上で、デモをご希望される方は、同ページの「体験版デモ」よりご相談・お問い合わせください。

>>> track「サービス」ページ


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著者プロフィール

  • 市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)

    1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学習書と開発者向けWebメディア両方の経験を活かして「資格Zine」を立ち上げ。「IT人材ラボ」はその拡張版となる。

  • 野本 纏花(ノモト マドカ)

    フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・セルフブランディングにFacebookを活用しよう』がある。

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