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企業インターンシップの効果検証調査、6割がインターンで入社志望度向上、インターン先の情報を平均41.3名に口コミ―パーソル総合研究所

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 パーソル総合研究所は、企業が大学生向けインターンシップを実施する効果を明らかにすることを目的に実施した「企業インターンシップの効果検証調査」の結果を、1月17日に発表した。

 「企業インターンシップの効果検証調査」は、大学・大学院・短大卒業後の、新卒1、2、3年目の無期雇用従業員1998名(うちインターンシップ経験者1307名)、および大学・大学院・短大卒業後、新規学卒者として企業に入社した人10750名を対象に、2018年9月28日~10月3日の期間、インターネット調査で行われている。

 新卒で企業に入社した人のうち、インターンシップ経験者は直近3年間で58.8%で、インターン参加した企業に入社した人は20.8%、同じ業界に入社した人は16.9%だった。また、インターンシップ参加後に、その企業への入社志望度が上がった人は60.9%に達している。

新卒入社者のインターン経験と参加者の入社意欲
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 インターン参加後の志望度への影響を尋ねた質問では、性別・企業規模、大学偏差値などの影響を取り除いて分析したところ、インターンを通じて「社員が優秀だと感じた」ことがもっとも影響度が高かった。さらに、「現場社員との継続的な人脈が築けたこと」が3位となっており、人を通じての魅力度の認知が学生の志望度を向上させることがうかがえる。

インターン後の志望度への影響度
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 インターンシップのネガティブな印象としては、「企業の表面的な情報しか得られなかった」(44.2%)が最多で、特別プロジェクト(PJT)系のインターン(新規事業の企画・提案や、学生主体のPJTの実行型)、企業や業界の座学での説明のみのインターンについて、特にその傾向が強い。以下、「スキルや知識が身につかなかった」「社員との人脈を築けなかった」が続いている。

インターンシップのネガティブな印象
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 インターン参加後は、86.0%の人が同期や後輩などと情報交換を行っており、情報交換した人数の平均は41.3名と、口コミを通じた周囲への高い情報波及効果が見込まれる。また、肯定的な口コミの方が波及効果が高く、インターン先への推薦度が高い層に限れば、平均で55.8名と情報交換し、その相手のうち8.7名がその企業のインターンやエントリに至っていることがわかった。

インターン参加後の情報交換および情報交換の相手と人数
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 入社企業にインターン参加した人の、3年以内の離職率は16.5%で、非参加者(34.1%)と比較すると退職率は約2分の1に抑えられている。同じ業界に入社した人の離職率も23.1%と、やや低い。

入社1~3年の定着率

 1年目の離職理由では、インターン参加者の場合「職場の人間関係」「精神的な不調、疾患」が低い傾向にある。

離職理由の比較
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 インターン参加者の入社後の人事評価、ジョブ・パフォーマンスは、非参加者を100とした場合、3年平均で11%高くなっている。

インターン参加者の入社後の人事評価とジョブ・パフォーマンス
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2019/01/18 15:41 /article/detail/1425
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