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HR Force――求人媒体へのコスト最小化と応募数の最大化を同時に実現するその理由とは

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 「採用広告を出しても、期待するほどの人材が集まらない」。採用市場が激化する中、旧来型の採用手法だけでは、立ちいかなくなっている企業も多いのではないだろうか。そんな企業が抱える課題をデータ×AIで解決すべく、株式会社 船井総合研究所から生まれたのが株式会社HR Forceだ。同社が提供する「Recruiting Cloud」は、どのような特徴を持ち、採用広告のあり方をどう変えていくのか。同社CMO 新倉竜也氏に話を聞いた。

6か月で顧客数1000社を超えたコンサルティング会社のHR Tech

――船井総研からHR Forceが生まれた経緯を教えていただけますか。

 船井総研のコンサルティングでは、“クライアントの業績をいかに上げるか”にコミットしますが、我々から解決策を提示しても「このソリューションをすぐにでも取り組みたいけれど、人がいないので進められません」という会社が少なくありません。

 私はもともと船井総研で、派遣会社のコンサルティングを行う部門の責任者をしていました。派遣会社にとって、人を集めることは商品の仕入れと同じこと。ここがうまくいかなければ業績は上がりません。要は“転職したい人をいかに集めるか”という採用マーケティングのコンサルティングをしていました。

 全社的にも、人が集まらないためにコンサルティングの提案がうまく実行されないという課題があったので、「全社横断型で我々のグループが持っているノウハウを使えるようにしよう」という目的で、2016年7月からサービスの提供を開始しました。

 そして、サービスの提供を始めて半年経った年末には、お客様の数が1000社を超え、丸一年経った頃には2000社を超えました。そこで、「これは別会社にしたほうがいい」という事業判断のもと、昨年からHR Forceという別会社を作った次第です。

新倉 竜也氏
新倉 竜也(にいくら たつや)氏
株式会社HR Force CMO。
株式会社船井総合研究所で人材会社や採用に課題を持つ企業へのコンサルティングに従事。2015、16、17年と3年連続で、700名を超えるコンサルタントの中で、コンサルティング顧問依頼数No.1のトップコンサルタントとして活躍。同社史上、最速・最年少で上席コンサルタントに認定。2018年1月より事業法人化に伴い、HR Force社にCMOとして参画。

――HR Forceで提供している「Recruiting Cloud」の概要を教えてください。

 端的に言えば、「トリバゴ」の求人広告版です。トリバゴは「ホテルの同じ部屋なのに、予約サイトによって、なぜこんなに値段が違うんだ? 全部比較して、一番安いところで予約しよう」というサービスです。同様に、同じ求職者が自社の求人に応募しようとしているのに、たまたまクリックした求人広告が閲覧単価(クリック単価)の高いチャネルだと、高い広告費を払わなければいけない。求人広告の閲覧単価の高低によって、求職者の品質が異なるということは全くありません。つまり、同じ求人案件を閲覧してもらう際に、閲覧単価は安いに越したことがない。だから、「一番安いところから順番に1クリックごとに広告出稿できるようにしましょう」というのが我々のサービスです。

――それはつまり「どの媒体に出稿しても、結果としての応募数は同じ」という前提がなければ、成り立ちませんよね?

 そうです。基本的に同じです。応募までの公式は「(求人広告を)見られた回数×応募率」です。応募率はどのマーケットでも基本的に0.5〜1.5%の間で動かないので、どのチャネル経由で閲覧されようと、結果としての応募数に違いは生じません。

 従来の求人媒体は、例えば“1週間1枠掲載するのに○万円”という掲載課金型のビジネスです。求人媒体自体に集客力があった頃はそれで成り立っていたのですが、今はそこに人が集まらなくなってしまったがために、応募も集まらない現状があります。

 一方、我々が提供しているのは、“見られたら課金する”というCPC(Cost per Click)課金型の求人広告のアグリゲーションプラットフォームです。応募に至るまでの最も大きな変数は「見られた回数」ですから、できるだけ安く接触回数を担保することが、採用の効率化にとって重要なポイントです。

応募獲得数を増やすには、閲覧単価が安いほどよい
応募獲得数を増やすには、閲覧単価が安いほどよい

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著者プロフィール

  • 野本 纏花(ノモト マドカ)

    フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・セルフブランディングにFacebookを活用しよう』がある。

  • 市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)

    1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学習書と開発者向けWebメディア両方の経験を活かして「資格Zine」を立ち上げ。2017年7月にその拡張版として「IT人材ラボ」をスタートさせた。

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2019/12/25 06:00 /article/detail/1928
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