国内情報セキュリティ市場の規模総額は8965億円を突破―JNSAが2016年度の調査報告書を公開
日本ネットワークセキュリティ協会(以下、JNSA)は、「2016年度情報セキュリティ市場調査報告書」を発表した。これは日本の情報セキュリティ産業の規模と現状を、調査・分析・推測する報告書で、JNSAは2004年度以来日本国内の情報セキュリティ市場の調査を実施している。報告書は無料でダウンロード可能だ。

この報告書によると、国内情報セキュリティ市場の規模は、今回調査の基準年度である2015年度において8965億円に達したと推定されている。また、今後の推移として、2016年度には9000億円を突破、2017年には予想値ながら1兆円の大台に乗ると推測されており、今後も拡大基調が維持されると見られる。

また、その市場内訳を見ると、セキュリティツールにおいてはアイデンティティ・アクセス管理製品や暗号化製品、セキュリティサービスにおいては情報セキュリティ保険が顕著に伸びることが予測されている。

この報告書はこちら(PDF)からダウンロードできる。
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