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埋もれずエンジニアインターンに自社を見つけてもらえるWantedly運用とそれを実現するコンテンツ・社内体制とは

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 本稿の前編では、インターンシップを行う目的を改めて確認した後、ウォンテッドリーの会社訪問サービス「Wantedly Visit」を使ってエンジニア志望のインターンを募集するときの秘訣などを語っていただいた。この後編では、Wantedly Visit上で自社の募集要項を学生に見つけてもらうために行うべきことや、応募につながるコンテンツ作りのポイント、さらにそれを支え継続的にインターンの獲得に成功するための社内体制などが紹介される。お話しは前編に続き、株式会社ウォンテッドリー コーポレート 竹内瑞季氏と同セールス 守部直人氏だ。

本稿の《前編》はこちらから。

学生への情報発信を成功させる必須のキーワードは「継続は力なり」

――ネット上には、非常に多くの企業のインターン募集情報が掲載されています。その中で自社の募集要項を見つけてもらう、目に留めてもらうきっかけ作りや、検索ワードの設定のコツなどはありますか。

守部直人氏(以下、守部):Wantedly Visit(以下、単にWantedly)を使っている学生であれば、自分が得意とする技術などで探す方も多いです。例えば、Wantedlyで「Python」を検索した時にヒットする会社を選ぶとか。

 また、自社に来たインターンに経験談を書いてもらって、Wantedlyのフィード(ブログ投稿機能)に掲載するというのも一つの手ですね。それをインターンの友人や後輩にシェアしてもらうといった仕組みがつくれると、よりターゲット(対象者)に届く可能性が高くなります。

 このようなサイクルは1年で終わりではなく、その後も続いていきます。一度スタイルが確立されると、次の年の人たちが以前のインターン体験記を見て「おもしろそう」と思って来てくれることにつながります。企業がフィードなどで継続的に会社の中の情報を発信していくことで、読み手である学生との間にリレーションが生まれていくのです。

守部 直人氏
守部 直人(もりべ なおと)氏
新卒でIT企業に入社し4年ほど広告営業に従事。2016年にWantedlyに入社。インサイドセールスを経験した後、アカウントセールスとしてご利用企業様の採用支援を行っている。

――ここ数年、就活生・インターンを意識したオウンドメディアを起ち上げる会社も増えてきました。

竹内瑞季氏(以下、竹内):オウンドメディアにしても、きちんとしたプラットフォームがあれば自然と人は集まってきますし、採用したい内容に合わせて細かく対象者を絞り込んでいくこともできます。例えば、採用したい人材がエンジニアであればエンジニア向けの、営業であれば営業向けのコンテンツを多く露出するという具合に、目的に合わせて使い分けていく。そうした自由度の高さは、オウンドメディアならではです。いずれにしても大事なのは、しっかりとした内容できちんと継続していけることです。

――会社にとって最も大きなハードルの一つが、その「継続」のための体制をいかに作り上げていくかだと思いますが。

守部:そこをうまく回している企業は、メディアやプロジェクトの立ち上げ時にキックオフミーティングなどを行い、全社的な意識づけや軸の擦り合わせをしているところが多いですね。「会社として続けていく」という認識を合わせることが重要です。

 具体的に続けていくコツとしては、「とりあえずやるか」ではなく、「いつまでに何本記事を作る」といったロードマップを明確にすることです。明確な目標をメンバーで共有し、同じ方向に向かって動いていけば継続することができますが、最初に目標をきちんと決めておかないと、次第にやらなくなってしまう。そういった話はよく聞きます。「月1本でも2本でも必ずやり遂げる」と決めて締め切りを設け、それを守って動かしていくことが継続の秘訣です。

普段からのコミュケーションで社内のいろいろな人を巻き込んでいく

――最近は、いろいろな企業の人事担当部署を見ても、情報発信やメディア作りに前向きに取り組んでいるところが増えている印象を受けます。

竹内:会社の中でも、人事は重要なポジションになってきています。そうなると人事側でもやりたいことが次々出てきて仕事量も増えていきますが、大切なのはそれらを取捨選択することです。本当に必要な項目を絞り込んで、自分たちのキャパシティとのバランスを見ながら仕事のクオリティを担保していかなくてはなりません。

 もう1つ大事なのは、その忙しさを皆で分担できる仕組みを作ることです。ウォンテッドリー社内でも、エンジニアや社内のスタッフとのコミュニケーションを深めながら、インターン関連業務に協力してもらえるよう、周囲を巻き込んでいくように心がけています。

竹内 瑞季氏
竹内 瑞季(たけうち・みずき)氏
エンジニア特化の人材紹介エージェントにて主に少人数スタートアップ、WEBベンチャー企業の支援に従事した後、Wantedlyへ入社。現在はエンジニアの採用担当の他、勉強会や技術イベントなどのエンジニア広報にも携わっている。

――いつも忙しい上、人事は担当外なので、エンジニアにその気になってもらうのはなかなか難しいと思いますが、どんな働きかけをしているのですか。

竹内:インターンを受け入れているチームであれば、今来ているインターンについての質問や今後の進め方についての相談など、エンジニア側にも話題はいろいろあるはずです。こちらから積極的に話しかけたり、日常的に接点を持つよう心がけていれば、エンジニアからも尋ねてきてくれるようになります。

 普段から現場の人たちと密接な関係を持っておけるかどうかは、選考から決定までのスピードなどにも影響してきます。就活生は複数の会社に応募しているのが普通です。人事との関係が薄いために「いつまで経っても選考書類がエンジニアの元から返ってこない」といったことが起きてしまうと、優秀な人材に辞退されてしまうことにもなりかねません。

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著者プロフィール

  • 工藤 淳(オフィスローグ)(クドウ アツシ)

    出版社や制作会社勤務の後、2003年にオフィスローグとして独立。もともと文系ながら、なぜか現在はICTビジネスライター/編集者として営業中。 得意分野はエンタープライズ系ソリューションの導入事例からタイアップなど広告系、書籍まで幅広く。

  • 市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)

    1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学習書と開発者向けWebメディア両方の経験を活かして「資格Zine」を立ち上げ。「IT人材ラボ」はその拡張版となる。

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連載:ウォンテッドリー直伝! Wantedly Visit によるインターンシップ成功ガイド
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