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外国人留学生の就活状況を調査、ハードルの高さが浮き彫りに―ディスコ

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2019/08/20 06:00

 ディスコは、同社の就活情報サイト「キャリタス就活2020」に会員登録している外国人留学生を対象に、職業観や就職活動状況などを調査。その結果を8月19日に公開した。比較可能なものに関しては、国内学生や海外の大学で学ぶ日本人留学生の調査データを引用しながら分析している。

 同調査は、2020年3月卒業予定の外国人留学生に対して、2019年6月28日~7月18日に実施。320人(大学院165人、学部155人)から回答を得ている。調査項目は次のとおり。詳細な結果はディスコのWebサイト「外国人留学生の就職活動状況」(PDF)で確認できる。

  1. 現在の日本語力
  2. 就職したい企業の種類
  3. 日本での就職を希望する理由と不安に感じること
  4. 日本企業のイメージ
  5. 就職後の出世希望ランク
  6. 就職したい企業の規模と志望業界
  7. 就職先企業を選ぶ際に重視する点
  8. インターンシップ
  9. 就職活動開始時期
  10. 就職活動量と内定状況
  11. 就職活動の難易度
  12. 企業に評価してもらいたいこと
  13. 企業研究をする上で必要な情報/もっと発信してほしい情報
  14. 日本の就職活動でおかしいと思った制度や習慣
  15. 大学や公的機関で受けたいサービス・支援

 「日本企業のイメージ」を尋ねたところ、「社員研修が充実している」「福利厚生が整っている」「技術力が高い」「経営が安定している」など、新卒入社先として安心しやすい要素が評価されている一方、「高い日本語能力が求められる」「年功序列の賃金制度」など、入社後に壁になったりモチベーションを削いだりする恐れのある要素も、外国人留学生の間で強くイメージされているようだ。

日本企業のイメージ
日本企業のイメージ

 「就職したい企業の規模と志望業界」については、文系の外国人留学生の間で「情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト」や「情報・インターネットサービス」が比較的高い人気を獲得したが、理系の外国人留学生の間では「電気・電子」や「自動車・輸送機器」などの後塵を拝している。また、国内の理系学生の間では「情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト」や「情報・インターネットサービス」が人気である点とも異なる。そもそも学びに来たこととのギャップもあるだろうが、これらの業界で理系の外国人留学生を採用したい企業は、いっそうのアピールが必要かもしれない。

就職したい企業の規模と志望業界
就職したい企業の規模と志望業界

 「就職活動開始時期」は、国内学生の早期化が目立つ一方、外国人留学生は4年生の4月からと乖離が見られる。

就職活動開始時期
就職活動開始時期

 また「就職活動の難易度」は、外国人留学生において「とても厳しい」「やや厳しい」が約80%を占めており、その困難さがわかる結果に。わざわざ日本を選び学んでいる外国人留学生は、ある程度日本語が使える、日本文化に理解があるなどの面から見ても、日本国内の企業にとって貴重な人材であろう。就職活動のハードルを下げる工夫を施すだけでも、優位に採用を進められるのではないだろうか。

就職活動の難易度
就職活動の難易度
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2019/08/20 06:00 /article/detail/1822
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