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CCNA/CCNP Data Center認定資格プログラム改定に伴う変更点のまとめ

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2017/01/31 14:10

 シスコシステムズは1月17日、同社が実施するCCNA Data CenterおよびCCNP Data Center試験とトレーニングを改訂したことを発表した。これにより、CCNA Data Center試験とトレーニングはバージョン1.0から6.0に改訂され、現行のバージョン1.0対応試験は4月11日に終了する。また、CCNP Data Center試験とトレーニングがバージョン5.0から6.0に改訂され、現行のバージョン5.0対応試験は7月3に終了する。

CCNA Data Center v1.0試験とv6.0試験の変更点

 CCNA Data Centerは基本的なデータセンター技術の導入、設定、保守能力があることを証明する資格。関連実務経験3年ぐらいのデータセンター担当者に適している。

 CCNA Data Center資格を取得するには、後述する「DCICN」試験と「DCICT」試験の両方に合格する必要がある。今回の改定では、CCNA Data Center試験の試験体系に変更はないものの、それぞれの試験における項目や内容が変更されている。なお、v1.0試験は4月11日に終了し、以降はv6.0試験のみが受験可能となる。

v1.0試験とv6.0試験の対応(出典:[シスコシステムズ](https://learningnetwork.cisco.com/community/connections/jp/associate/ccna_data_center/ccna-dc-certification-exam-topic-updates))
v1.0(現行)試験とv6.0(新)試験の対応(出典:シスコシステムズ

DCICN試験

 DCICN(Introducing Cisco Data Center Networking、現行試験番号:640-911、新試験番号:200-150)では、データセンターの物理インフラストラクチャ、データセンターネットワーキングの概念、データセンターストレージネットワーキングに関する知識が問われる。

 なお、改訂に合わせて試験を配信しているピアソンVUEで申し込む際は現行の試験番号「640-911」に加えて新しい試験番号「200-150」が追加されており4月11日までは選択が可能。また、新試験における項目は4項目から5項目に拡大されている。項目は、上位資格であるCNNP Data CenterおよびCCIE Data Centerに加え、ほかのシスコ認定資格の試験項目と領域が一致するように改訂されているという。

DCICN v1.0と同v6.0の試験項目の比較
640-911 DCICN v1.0試験 200-150 DCICN v6.0試験
1.0 ネットワークの仕組みの説明 1.0 データセンターの物理インフラストラクチャ
2.0 スイッチ間通信を行うVLAN接続されたスイッチ間通信の設定、確認、およびトラブルシューティング(Nexusを使用) 2.0 基本的なデータセンター ネットワーキングの概念
3.0 Nexusを使用した中規模エンタープライズ ブランチ オフィス ネットワークのネットワーク要件に対応するIPアドレッシング方式およびIPサービスの実装(Nexusを使用) 3.0 高度なデータセンター ネットワーキングの概念
4.0 シスコ製デバイスでの基本的なルータの動作とルーティングの設定、確認、およびトラブルシューティング(Nexusを使用) 4.0 基本的なデータセンター ストレージ
5.0 高度なデータセンター ストレージ

 そのほか、削除された主要トピックと追加/変更された主要なトピックは次のとおり。

削除された主要トピック
  • Nexusなどの製品固有の要素が削除、代わりにスキルとテクノロジーをより重視
  • イーサネットの低レベル機能が削除され、データセンターデバイスの運用上の役割(たとえば、さまざまなタイプの物理デバイスを導入する使用例)を追加
  • Cisco IOSルータのトピックが削除
  • ブートプロセスプロシージャ、パスワード、診断などにおけるプラットフォームコンポーネントの仕様が削除
追加または変更された主要トピック
  • First Hop Redundancy Protocol(FHRP)を含むデータセンター ネットワーキング概念、スパイン/リーフ設計などのデータセンターネットワーキングアーキテクチャ、ユニキャストとマルチキャスト、および認証、許可、アカウンティング(AAA)概念とフィルタリングに関する範囲の拡大
  • 高可用性スイッチングの概念、ポートチャネル、バーチャルポートチャネル(vPC)、コントロールプレーンとデータプレーンの分離をより重点的に
  • ファイバ チャネルの運用と設計を含むデータセンターストレージ概念、IPストレージ プロトコルが拡張され、ストレージのトピックがDCICTからDCICNに移動
  • Fibre Channel over Ethernet(FCoE)の基本的理解を追加

DCICT試験

 DCICT(Introducing Cisco Data Center Technologies、現行試験番号:640-916、新試験番号:200-155 )試験では、基本的なデータセンターテクノロジーに関する知識が問われる。試験には、ユニファイドコンピューティング、データセンターのネットワーク仮想化、シスコのデータセンターネットワーキングテクノロジー、データセンターの自動化とオーケストレーション、アプリケーションセントリックインフラストラクチャが含まれている。

  なお、改訂に合わせて試験配信を行っているピアソンVUEで申し込む際の試験番号は現行の試験番号「640-916」に新しい試験番号「200-155」が追加され、4月11日までは選択が可能。なお、新試験における項目は6項目から5項目に集約されている。また、その項目もDCICNと同じく、上位資格であるCNNP Data CenterおよびCCIE Data Centerに加え、ほかのシスコ認定資格の試験項目と領域が一致するように改訂されているという。

DCICT v1.0と同v6.0の試験項目の比較
640-916 DCICT v1.0試験 200-155 DCICT v6.0試験
1.0 シスコ データセンターの基本概念 1.0 ユニファイド コンピューティング
2.0 データセンター ユニファイド ファブリック 2.0 ネットワークの仮想化
3.0 ストレージ ネットワーキング 3.0 シスコ データセンター ネットワーク テクノロジー
4.0 データセンター仮想化 4.0 自動化とオーケストレーション
5.0 ユニファイド コンピューティング 5.0 アプリケーション セントリック インフラストラクチャ
6.0 データセンタ ーネットワーク サービス

 そのほか、削除または移動された主要トピックと追加された主要なトピックは次のとおり。

削除または移動された主要トピック
  • SAN を含むシスコ データセンターの基本のトピックの削除
  • ネットワーク設計モデルの削除
  • SANを含むストレージネットワーキングファイバチャネル、IPストレージのトピックがDCICN v5.0(試験番号:200-150)へ移動され拡張
  • ロードバランサ、Cisco Application Control Engine(ACE)、Cisco Wide Area Application Services(WAAS)などのネットワーク サービスのトピックを削除
追加された主要トピック
  • コンピューティングとネットワークの仮想化の拡張
  • オーバーレイとアンダーレイ、コントロール プレーンとデータ プレーン
  • クラウドコンピューティングの基礎
  • Cisco UCS Directorの基本機能を含むデータセンターインフラストラクチャの自動化およびオーケストレーション
  • ACI環境のアーキテクチャ、ポリシー主導型アプリケーション導入モデル、ACI 論理モデルを含むCisco Application Centric Infrastructure(ACI)

 現在受験できる試験は英語版のみ。ピアソンVUEのWebサイトで申し込み、同社認定会場で受験できる。試験時間は90分、受験料は1試験につき3万円(税抜き)。


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